歯を損傷した場合の後遺障害の認定

歯科補てつを何本の歯に対して加えたかによって認定される等級が異なります。

⑴　第１０級の３

⑵　第１１級の３の２

⑶　第１２級の３

⑷　第１３級の３の２

⑸　第１４級の２

「歯科補てつ」とは、現実にそう失したまたは著しく欠損した歯牙に対する補てつのことをいいます。

補てつの種類としては以下のものがあります。

ア　クラウン

イ　ブリッジ

ウ　義歯

エ　インプラント

歯の障害で後遺障害等級が認定された場合でも、歯に障害があるだけでは、収入減少とはならないと相手方に反論されることが多いです。

すなわち、歯牙障害だけでは、後遺障害逸失利益は認められないという反論がなされることがあります。

逸失利益は、後遺障害の部位、程度、被害者の年齢、性別、収入減少の有無等を考慮して判断されますので、歯に障害があることで、仕事に何等かの支障がでており、収入が減ってしまうということを立証していく必要があります。

歯の障害が残っている方は、顔面の傷痕や、麻痺や神経症状等残っている場合には、その点についても、しっかりと後遺障害等級が認定されるかどうかを検討してもらう必要があります。

歯の損傷はもちろん、他の部位の後遺障害についても、後遺障害申請やそのサポートの実績やノウハウが豊富な当法人の交通事故担当の弁護士までお気軽にご相談ください。